本文へスキップ

なにわキャスターズクラブ公式ホームページ









海青く、空蒼く、森碧く自然はいつも私たちに憩いと安らぎを与えてくれます。
なにわキャスターズクラブ

クラブ月例会




2023年5月例会レポート 
 2023年5月20日(土)〜21日(日)   例会レポーター:坂本照治


 5月集会にて例会場所を協議した結果、ここ数か月は島しょ部(女木・男木島、北木島等)への釣行が多く、また、大物狙いに欠かせない餌(コウジ、ユムシ)の価格が高騰し必要数が確保しにくいこと、更に、5月例会予定日(5/2021)は、阪神高速神戸線が工事で通行止めとなっていることから、久しぶりに中南紀方面で例会を行うことになった。しかし、長期天気予報を見てみると、5/2021は生憎の雨予報! 雨中の釣りが嫌いなPJ(会長)から、5/24の予報を見て最終決定するとの連絡があり、5月例会は中止?と思っていたところ、会員の心掛けがよかったのか?予報が晴れに変わり5月例会の開催が決まった。

 集合場所で希望ポイントを協議。私、宮内氏、山下氏、山下海君の4名が紀伊田辺へ、裏野会長、西橋氏、大畑氏の3名が阿尾方面でカワハギの大物を狙うことが決まり、2130分に出発。途中、餌を調達し紀伊田辺に着いたのが午前1時前。宮内氏はコロダイを狙い田辺の1級ポイント赤灯へ。山下氏と山下海君は天神崎を目指したが先客があり、ポイントを白灯に変更。私は懲りもせず中磯で竿を出すことにした。
 中磯は2年前に3名で竿を出した際、遠・近・左・右、何処へ投げても根掛かりし、散々な目にあったことから敬遠していたのだが、過去には大鯛やコロダイの大物が釣れた実績があるポイント!不安の中で竿を振ってみると、根掛かりは無いものの藻(ホンダワラ)が多数茂っているため、必ず針や錘に引っ掛かってくる始末!根掛かりが解消しているのが救いで、藻に掛からない場所を探りながら打ち返しを行なうがアタリは皆目なし!
 辛抱しながらアタリを待っていると・・初めてドラグの鳴るアタリがあり、大きく合わせてみるが手ごたえが殆どない! 上がって来たのは、手の平サイズのチャリコ(真鯛の幼魚)いいアタリをしたのに・・?

宮内氏に連絡を入れると、同様にチャリコを釣ったとのこと。ここは下げ潮がベストだから、午前6時過ぎまでは辛抱と言い聞かせ、我慢の釣りを続ける・・・。

 午前2時半、西橋氏がマゴチを釣ったとの連絡が入った。寸法を聞くと、クラブ基準寸法をギリクリアしたとのことで、拓はないようであった。例会審査には出せるので、取り合えず優勝候補や! と、そんな話をしていた時、空からポツポツと雨が・・・。天気予報では晴れとなっていたのに何で? 慌てて携帯で雨雲レーダーを見ても、雨雲なんて映ってない! 「なんで雨やねん?」空を見ると、黒い雲が広がり星が見えない状態。「おかしい天気やなぁ〜?」「雨具なんか用意してないで〜」と、みんなから悲痛な連絡が来た。(原因は後で判明することに)

 午前3時半、西橋氏からキチヌを釣ったとの連絡! Aランクながら、充分な拓サイズで「例会はS割で審査のため、キチヌで優勝や!」と意気揚々。

 
夜が明け、下げ潮に入っても一向にアタリは無く、今回は田辺チームの惨敗か? 阿尾チームにやられたと思っていた5時半頃、大畑氏が大きなヘダイを釣ったと写真が送られてきた! どう見ても西橋氏のキチヌより大きく、逆転優勝間違いなしの大物であった。写真を拡大してよく見ると・・背景が何処かで見たような・・? 山下海君がすかさず「僕たちの近くで釣ってませんか? この背景は元島ですやん!」と直ぐに見抜く! 当初、阿尾を目指したがイカ釣りや先客が多数のため、ポイントを探して南下。最終的に元島に辿りついたとのこと。「なんや!我々の直ぐ隣で竿を出してたんか! これで雨が降った原因が判明したわ!! クラブ1の嵐を呼ぶ男、はっちゃん(大畑氏)が隣にいたのなら雨も納得や」大畑氏の天気予報をも覆す力には感服した。


  
 陽が昇ると、小物のアタリが出るものの、例会基準寸法を上回る獲物は釣れず、日差しが強烈で日影が無い場所では干からびてしまう(熱中症も)恐れもあり、午前9時に納竿とした。


例会結果は、阿尾⇒元島チームの大畑氏、西橋氏のみが基準寸法以上の釣果で入賞となった。
(全日本対象魚1匹のS割ポイント)

優勝  大畑 紀文 へダイ(43.0cm) ポイント:0.782 元島
2位   西橋 浩   キチヌ(35.0cm  ポイント:0.636 元島




2023年4月例会レポート(大阪協会設立55周年記念大会と併催) 
 2023年4月22日(土)〜23日(日)   例会レポーター:坂本照治


 422日(土)〜23日(日)協会春季大会が開催され、クラブ4月例会として8名が参加した。大会は22日(土)の午後1時から竿出し可能のため、朝6時に集合し通い慣れた香川県女木・男木島向けて出発!

 高松港近くのスーパーで食料を買い出し、12時発のフェリーに乗船。裏野会長、宮内、山下海、私の4名が女木島に、西橋、野木井、大畑、畑中の4名が男木島に渡り、大物(大鯛)を狙った。(全員が黒鯛は必ず釣れるものと確信していた)
 
女木島到着が1220分。観光客はいたものの釣り客は我々のみ!釣り開始時間の1時までに車中で昼食を取り、観光客に紛れて記念撮影・・・(余裕!)1時過ぎに夫々の目指したポイントに分かれて入る。裏野会長は十八番の鬼灯台。宮内氏は恋人岬の右端、山下海君が東防波堤(赤灯)、私がヘの字波止に入り準備を開始。

 前回女木島に来た時は、海上で飛びエイがあちらこちらで跳ねており、度々餌に食いつき散々な目にあったのだが、今回は全く姿が見えず一安心・・。例の如く、明るい内2本針仕掛けでキス、キュウセン狙ってみるがアタリが全く無く餌もそのまま戻ってくる始末・・・!他の3人に聞いてみても、同様でエサ取りのアタリも無いと返事があり「どうなってるんや?女木島に魚はおらんのか?」嫌な予感がする・・・・。

 一方,男木島組は、白灯先端に大畑氏、途中の壁に西橋氏、根元に野木井氏と畑中氏が入り竿を出した模様で、14時過ぎに野木井氏が小鯛を釣り、西橋氏も同様に小鯛を釣り上げた写真が送られて来た。女木島と違い魚の活性は高いようである。

          

日中は夏の日差しで汗をかきながらの釣りとなり、日よけの傘をさして頑張ってみたものの、アタリは1度も無く女木島チームは撃沈、陽が暮れかけた16時過ぎ、男木島の西橋氏と大畑氏が黒鯛の拓物を釣ったと連絡が入る。今釣行は男木島が正解だったか?と悔やんでも仕方がない。「何とか1匹!いや、ドラグを鳴らすアタリでもいいから来ないものか?」と願いを込めて打ち返すが反応は依然無し・・・。

 女木島チーム完敗のムードが漂っていた2030分頃!山下海君がやってくれました。Dランクの黒鯛を釣り上げて一気に例会優勝(1匹のS割ポイント)の筆頭へ。協会入賞のためにもう1匹(黒鯛以外)を釣るよう激励した。21時過ぎには、裏野会長もAランクの黒鯛を釣り、例会権利を獲得。23時には、山下海君が黒鯛Aを追加、私と宮内氏のみ釣果が無い状況・・・(嫌な予感が・・!!)

 夜中になると昼間とはうって変わり、北風が激しくなり防寒着を着ていても寒く我慢の釣りとなった。今回は「釣果無し」と諦めながらも打ち返しをしていた午前1時前、誘いを掛けた竿に魚の引きが伝わって来た!魚が居食いをしていた模様で、心地よい引きを味わいながら上がって来たのはCランク黒鯛だった。これでようやくクラブ例会に参戦でき、魚の顔を見ていない宮内氏に「お先に!」のラインを送った。

 午前2時過ぎ、山下海君が待望の真鯛約40cmを釣ったとの連絡!これで協会大会でも上位入賞が有力となった。御祝のラインを送った直後、更に大きい50cmを越える真鯛を釣り、『もうクーラーが一杯で入らない!』と嫌みなライン! 前半は全くアタリが無く、今回は殆んど諦めていたのが嘘のような爆釣劇・・・解らないものだ。夜明け前の午前340分頃、半分泣いていた宮内氏から『やっと帰ることができる』と、黒鯛を釣った写真が送られて来た。さすがにしぶとさは一級品だ!島に到着して竿出しし、アタリが無い時は○ボも覚悟したが、終わってみれば黒鯛を数釣ることができた。期待した真鯛は山下海君が釣った2匹と納竿間際の大畑氏の1匹の3匹だけであった。

       

☆例会結果 (全日本対象魚1匹のS割ポイント)

優勝  山下 海斗  クロダイ(49.5cm)  ポイント:0.900    女木島
2位  宮内 宏知  クロダイ(48.0cm)  ポイント:0.873    女木島
3位  西橋 浩   クロダイ(47.0cm)   ポイント:0.855    男木島
4位  坂本 照治  クロダイ(45.4cm)  ポイント:0.825    女木島
5位  大畑 紀文  クロダイ(45.3cm)  ポイント:0.824    男木島




2023年1月例会レポート(大阪協会初釣り大会と併催)
 
 2023年1月28日〜29日(日曜日)   例会レポーター:坂本照治


 2020年以来、3年ぶりに協会初釣り大会が128日(土)〜29日(日)に開催されることになり、1月クラブ例会として実施した。初釣り大会は、28日(土)午後1時から竿出し可能となり、例会も土曜日の朝出発で計画したが、土曜日が仕事のクラブ員もいることから、最低2名以上の車単位でのフリー出発とした。

 当初、西橋、畑中両氏が土曜朝出発で四国徳島方面に、私と大畑氏は土曜日も仕事のため、通常どおりの土曜夜21時集合で出発することに、裏野会長、宮内氏も夜出発に合流。山下氏、山下海君の2名は相互に打ち合わせて行動する予定であったが、大畑氏が風邪、山下氏も都合で急遽不参加となり、西橋、畑中氏以外の4名が、私の車で夜出発することとなった。

 
日本列島は、数十年に一度の大寒波が襲来し、降雪により鉄道の運休や道路の通行止めが各地行われ、日本中が凍てついた後であり、道路の残雪や凍結による事故が心配された。当初は、車横付けで暖を取りながら釣りの出来る目良を目指すつもりであったが、阪和自動車道で大型トラックのスリップ事故が発生!通行止めとなり、朝出発して和歌山方面に向かった方々は、途中で高速道路を下ろされる事態となっていた。また、目的地を四国方面とした場合、明石海峡大橋や大鳴門橋が強風で通行止めとなる可能性が大いにあり帰路のことを考えると・・・。意見が一向にまとまらず思案をしたが、阪和道の通行止めが午後から解除され、ノーマルタイヤでの走行に多少不安ではあったが、初心貫徹で目良方面に向け出発。

 
釣り場に着いたのが、午前1時過ぎ! 宮内氏と山下海君が小雪の舞う中で釣りを開始! 当然の如く裏野会長は考え中(グーグー)。私もキチヌは夜が明けてからと5時にアラームをセットして・・休憩!

 
午前3時前、宮内氏が窓を叩いて「キチヌ釣れたで・・一応報告です!」。 まだまだ時間は早いと思っていたが、続いて海斗君がマダイを釣った。時合い到来かと思って、寒い中、私も釣り支度にかかる。(裏野会長は依然考え中)。風も止み、防寒着を着ていれば十分釣りができるコンディションとなり、頑張って打ち返しをするが、釣れてくるのは手の平サイズのキチヌとフグばかり・・・。拓物を確保した宮内氏と山下海君は何としても協会提出魚(2匹)を確保すべく、頑張ったが・・・?

 一方、徳島方面の2名は、夕方に狙いのアオリイカを見事確保(目標達成!!)、夜間に大物を狙ったが、極寒の中、あえなく撃沈となった。


 協会の審査はキチヌとマダイ(チャリコ)を何とか確保した宮内氏だけが提出。大会参加者88名中、なんと16位入賞となった。クラブ例会の方は審査基準寸法を満たす対象魚(全日本サーフ対象魚の二匹長寸)を釣った者が居なかったので入賞者無しとなった。


copyright©2012 Naniwa Casters Club.all rights reserved.