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海青く、空蒼く、森碧く自然はいつも私たちに憩いと安らぎを与えてくれます。
なにわキャスターズクラブ

クラブ月例会Club monthly meeting




2012年12月例会レポート
2012年 大阪・兵庫合同納竿大会併催     平成24年12月16日(日)  例会レポーター:坂本照治

 今回の大阪・兵庫合同納竿大会はクラブ員8名の参加となった。一年の締め括りを良い結果で終われるようと2台の車に分乗し淡路島に向った。宮川、宮内、高階、宮内氏の4名は昨年のこの大会で良型の落ちギスを釣った佐野新島へ、池田、坂本、西橋、山下氏の4名は、雨後の強風をさけるべく車横付けの場所を
考え、津名内の護岸で竿を出すことにした。
 佐野新島で竿を出した4名は昨年のように大型のキスからの魚信は全く無く餌取りも多く、たまに良いアタリが出てもセイゴ(20㎝位)が掛ってくるのみ、他 には少し大きめの「ひがん河豚」(料理人?の宮内氏は大喜び!)だけであった。 津名港の3名も、寒い中夜明け前から頑張ったが釣れてくるのはエンピツサイズのアナゴばかり、たまに出る良いアタリは20cm位のセイゴで佐野新港組と
同じような釣果が続いた。
 そんな中、夜明け間近に誘いを掛けていた
下氏の竿が大きく曲がった!山下氏は魚の引きで大物と確信、「玉」と大きな声で叫ぶ。坂本氏がすかさず用意しておいた玉網を持ち護岸で獲物を待ち構える。山下氏は「魚が首を振っている、スズキかもしれない?」と言い慎重にリーリングを行う。周りの3名も護岸から海中を覗き込み、今か今かとスズキが姿を表すのを見守る… やがてテーパーラインが見えてきて獲物が海面に姿を現した瞬間、海面を覗き込んでいた3名の表情が落胆の表情に変わり、「なんや!アナゴやないか!!」姿を表したのは大型のアナゴであった。玉網を用意していた坂本氏もアナゴではすくう気にも なれず、早々に玉網をしまって自分の竿の元に・・・・。

 その後も一発大逆転を期待したのだが、そのまま納竿時間(9時半)となった。佐野新島で納竿間際に宮内君がクラブ唯一のカレイを釣り上げ、例会参加(3回)の全てが優勝(クラブ例会は1匹長寸)という快挙になると思われたが、検寸の結基準寸法(26㎝)に数ミリ足りず、残念な結果となった。審査場では67㎝のヒラメや、大型のカンダイ、スズキ等が審査に出され、その度に大きな歓声が上がっていた。我々も歓声が上がるような獲物を提出したかったのだが…。

 審査結果は地元兵庫協会の方が上位に多く入賞され、さすが地元勢と言った大会であった。また、我がクラブ得意のラッキー賞の抽選も今大会は不発に終わった。今大会でクラブ行事は全て終了、良い結果で一年を締め括りたかったの だが、これが我々の実力かもしれない。今年一年、事故、怪我も無く無事終えたことがなによりである。また来年新たな気持ちで、皆さんと(色々な企画を出して)釣りを楽しみたいと思っている。

  クラブ会員の皆様、一年間お疲れさまでした。



                                        

11月例会レポート 全日本カレイ選手権併催 平成24年11月19日 例会レポーター  坂本照治

 全日本カレイと言えば毎年我がクラブは境港会場にエントリーしている。この3年間は必ず誰かが40cmオーバーのカレイを釣り上げ連盟の上位入賞を果たしている縁起の良い釣場である。本年も6名のクラブ員が続けての上位入賞を目指し境港会場に向った。前日の低気圧通過による雨が心配されたが、会場に着くと曇り空ながら雲の合間から時折星も見え心配された天敵の雨は降りそうにない! 後は出発のくじ運だけである。

 午前3時に受付が開始され、我がクラブは以前全日本キスで1番クジを引いた事がある宮内君にクラブの運命(大げさな!)を託した。結果は、14番・・・微妙な順番である。全体のほぼ真ん中の出発であり、今年の全日本キス(同会場)の時の尻2番よりは格段に良いと思いなおし出発まで車内で待機をする。

 午前4時1番を引いたクラブから順次出発して行く。毎年大型が釣れる実績のある中学校前のポイントに宮川、宮内、宮内氏の3名が入り、高階氏が福浦に入った。坂本、西橋の2名は、中学校前の東側にある斎場前に入ろうと車を走らせたが、すでに他クラブが入っておりその場所を断念、来た道を引き返しポイントを探す事にする。森山方面まで来 た時、諦め気分で森山岸壁を覗いて見ると、右端の好ポイントで1名が竿を出し車の中から竿先を見ている様子。「まあ 仕方がないか! 有名ポイントだからな」と言いながら左側を見ると、誰もいない?何故・・? あの大きな森山岸壁に釣り人がたった1人しかいない! おかしいと思いながらも時間は刻々と過ぎて行くのでここで竿を出すことにした。 中央付近の川を挟み2人で準備を行う。それぞれが3本の竿をセットし終わったのが午前5時前、潮は向って左に大きく流れ道糸が大きく左側を向く。境水道では流れは付き物で流れが弛むのを待つ。やがて夜が明け、空が明るくなって来るが一向に流れは止まらない、満潮が午前7時と聞いていたのでもうすぐ流れが止まると予想していたが満潮時間になっても潮は左に流れている・・・おかしい?それ以上に投げた仕掛けの餌が無くならない。魚の気配が全く無い。ポイントが空いている訳がようやく理解できた。知らぬのは我々だけだったか!

 全日本サーフの会員は事前情報を素早く仕入れ釣場を選択しているようだ。午前8時、痺れを切らした西橋氏が釣場変更を申し出て森山岸壁を撤収し、更に西方面に移動する。郵便局裏付近の好ポイントはすでに一杯。次の公民館裏も半ば諦め気分で覗いてみると誰もいない?まさか!森山岸壁の二の舞となる可能性が高いが、もう時間のロスは出来な い。○ボ覚悟で竿を出すことにする。
 船すべりからそれぞれ3本の竿を出す。しかし、ここでも潮は依然として左に大きく流れている。遠投すればすべて流され左岸のほうに流されて行く。仕方なくすべての竿を近投にしてアタリを待つ事に。暫く待つも全くアタリが無い、餌を点検するため仕掛けを上げると綺麗に餌が無い!ここでは餌取りの猛襲である。ポイントが空いていた理由が解かった!!これだけ餌取りがいれば納得である。しかし、再度場所変更する気力はもう無い、今回の全日本カレイ大会は終わったと諦め餌が無くなるまで打ち返しを行う事に。午前11時、餌を付け替えようとした竿を持つと異様に重い、近投のためゴミでも引っかかったのか?と思いながらリールを巻く、力糸がリールまで来た時、魚の引きが竿に伝わって来た。やがて魚が水面下に見えて驚いた。カレイだ!それも大きい。魚が見えた途端に慎重にリーリングを行い、船すべり横の浜に引きずり上げた。早々に寸法を測ると40cmを軽く超えている。まさに一発逆転の獲物でまさかこんな大物が潜んでいたとは…

 その後、2人のテンションは上がり大物が釣れたポイントに集中して仕掛けを投げ込んだが続くことは無く納竿となった。中学校前に入った3名も 餌取りの猛襲に会い、隠岐フェリー乗り場西側の護岸場所変更を行 い再び竿を出したもののカレイの姿を見ることが出来ず納竿。福浦に入った高階氏もキス、チャリコを釣るものの規程寸法以上の獲物を釣る事がで きず納竿となった。カレイ釣りはまさに時合いである。おそらくこの場所 も先客が入り、数時間の間竿を出され、餌取りとの戦いに敗れて場所移動されたものと推察する。その後、私達が入り竿を出した時間がたまたま時合いとマッチしたものだろう。運がよかったのか実力があったのか?どちらにせよ、本年初の例会優勝をすることができた。今年も残すところ例会は合同納竿大会のみとなった。もう一度大物を釣り上げ有終の美を飾りたいと思っている。


  ◎例会結果(全日本対象魚の1匹長寸 ただしスズキは-20cm)
  優 勝  坂本照治 氏   イシガレイ  42.5cm  森山公民館裏

10月例会レポート  3クラブ合同例会  10月28日(日)  例会レポーター  宮内宏知

 10月例会は西大阪サーフ・大阪若潮サーフ・なにわキャスターズクラブの3クラブ合同例会が開催された。下津井から渡船に乗り、手島へ向かったが、好ポイントには先客がいたので、初めてゴロタの浜に渡る。
 
 夜中に47㎝のクロダイを釣ったのだが、審査資格のもう一尾がなかなか釣れなかった。納竿間際になり運良く竿が舞い込み52㎝のクロダイを釣り上げることができ、例会優勝となった。
 
 記念にデジタル魚拓を制作しました。初めてのことなので、これがデジタル魚拓かどうかわかりません。今後も釣行を重ね思い出に残る魚を釣りたいです。






8月例会(魚拓大会)結果
    7月9日~8月31日     報告 野木井浩一

 8月例会は休会者を除く全員参加で7月9日から8月31日の期間で魚拓大会を行いました。
 シロギスのCランクやクエも提出されるなか、隠岐のマダイが優勝をかっさらっていきました。結果は以下の通りです。

  優勝 宮内宏知 マダイ 56.0㎝ マダイ  45.0㎝ 計101.0㎝
  二位 西橋 浩 マゴチ 55.0㎝ シロギス 31.2㎝ 計86.2㎝
  三位 山下一利 ヘダイ 46.0㎝ キチヌ  37.0㎝ 計83.0㎝
  四位 坂口浩之 ク エ 32.8㎝ クロダイ 41.0㎝ 計73.8㎝




                                            平成24年7月8日
7月例会レポート
クラブ対抗キス投げ釣り選手権大会  平成24年7月8日  例会レポーター  坂本照治
 
                
  毎年大阪協会がプロジェクトを担当し、昨年、一昨年と好釣果を得て参加者の方々に喜んで頂いた京
丹後(小天橋海 水浴場~浜詰海水浴場)に於いて、本年も同様にクラブ対抗キス投げ釣り選手権大会が開催され、我がクラブも同大会を7月例会として参加した。最近のクラブ例会では、目だった大物も釣れず、また天候も雨が多かった事で殆どの釣行 で結果が出ず○ボばかり!気分転換にキスの心地よいアタリを味わい心機一転を図ろうと今大会に期待をかけて臨んだ が…  季節は梅雨の真っ只中、前日に低気圧が近畿地方を通過し大雨を降らせ当日の天候が危ぶまれたが何とか天気は回復し、雨具は使わずに釣りが出来そうな予報が出て一安心。

午前4時、連盟会長、京丹後市長の挨拶の後、大会参加者がそれぞれの車に乗り込み順次スタートして行く。我々は昨年好釣果を得た小天橋海水浴場方面を目指した。駐車場に着き、少し高台と
なっている所から海岸線を見ると、薄暗い中に大きな白波がハッキリと見える。天気は回復傾向だが、大きなうねりが残っているようだ。高台の遊歩道を波の小さな場所を探しながら葛野浜方向に歩き始め、200m程歩いた所で少し波が小さな場所を見つけ、宮内、坂本、山下氏がその場所に並んで入ることにした。薄暗い中、仕掛けをセットし午前5時の競技開始時間を待つ間、3人でキスの爆釣を予想し話が弾む(まさかの結果になることも知らず…)。

 午前5時釣り開始!第1投・・・白波の向こう側を目指し遠投するが、向かい風のためなかなか波の向こう側に投げることが出来ない。そんな中でも何とか波間を見つけ、仕掛けを投げ込みキスのアタリを待つ(昨年は、仕掛けが着底し少しすると心地よいアタリがあり、キスが釣れたのだが…)。  仕掛けを引いてみてもアタリが無い! それどころか道糸が左側に流れて行く、うねりにより仕掛けがどんどん流される始末。仕掛けが流れるだけでは無く、道糸や仕掛けに流れ藻が大量に絡み、竿が満月状なってしまう。遠投しても仕掛けを引いてくると必ず波打ち際で藻が引っかかり、殆ど投げる度に仕掛けが絡み仕掛けの取替をしなければならない始末。それどころか、道糸(2号)が耐え切れず高切れしてしまう始末。周りを見渡しても、誰もキスを釣っていそうな雰囲気は無く、暫くして3名で話し合い場所変えを検討! しかし、このうねりでは何処に変わっても同じだろう? との意見もあり、取りあえず竿を仕舞い駐車場の方へ歩き始めた。駐車場下の浜まで帰って来た処、浜左端の岩場付近は比較的波が小さく場所も空いていたのでそこで竿を出すことにした。
 

 沖の岩場付近に仕掛けを入れると直ぐにアタリがあり魚の手ごたえ!本日初めての魚のアタリ。途中、ここでも流れ藻に引っかかりながら何とか仕掛けを上げると釣れていたのは大きなフグ!初めて当ったのに・・・・。その後は先程と同じく藻に仕掛けが絡まるか、フグにより針を取られるかのどちらかで、キスの数釣りでも○ボか!最初は、「キスを1匹でも釣れば例会入賞が決定!3名で、1位~3位は確定やな」と楽観していたものの、まさかこんな結
果になるとは… 3名共キスが釣れず、7月例会は入賞者なしで終わると思っていた時、藻を引っ掛けて重そうに上げていた宮内氏の仕掛けに何やら白いものが付いています? よく見ると何とキスではないか!こんな時にキスが掛るとは、チームの雰囲気を乱すというか、しぶといと言うか、悪運が強いと言うか? 何にせよ、なにわAチーム 0gの汚名は無くなり
何とか数字を出せる結果となりました。しかし3名で1匹の釣果では…  

 ◎例会結果(釣れたキスの総重量)
    優勝  宮内 宏知  28g(1匹) 小天橋海水浴場


6月例会レポート      平成24年6月17日(日)   例会レポーター  坂本照治

 6月例会は全日本サーフの2大イベントである全日本キス投げ釣り選手権との併催である。我がクラブは梅雨時期でも比較的降雨量が少なく、なお且つ尺キスが狙える日本海側の境港に7名がエントリーし上位入賞を目指した。

 途中の中国自動車道では激しい降雨に見舞われ早くも数名が意気消沈となるも、携帯電話で気象情報を検索すると明 日の天気は曇り、それも午後には晴れ間が出るとの予報! (これは雨具なしでいけるかも?)淡い期待を抱きながら受付け場所(夢みなと公園駐車場)に着いたのが午前0時30分過ぎ、すでに受付が開始され ており早速我がクラブも受付順を待つ最後列に並ぶことに。すでに大半のクラブが出発の抽選を終え、出発時に車横に明示するカードの残りは3枚、並んでいるのは3クラブ・・・・・!と言うことは、我々は最後尾と言うことに。残っているカードは、⑧番、⑭番、⑰番の3枚・・・、⑧番のカードが残ることを祈りつつ… 先ずは先に並んでいるクラブから抽選!・・・・が!祈りも通じず⑧番の札が渡された。次のクラブも⑭番の札を受け取り、我がクラブは残った最後尾の⑰番札を受け取ることに・・・。

 すべてのクラブの車が道路沿いに整列された後、我々は駐車場の中でその まま待機(F1でいうピットスタートみたいなもの)。午前1時①番の車から順次出発、道路沿いの車が無くなった後、我々が遅まきながらピットスタ ート。池田会長、西橋、坂本氏の3名が野井漁港へ、宮川、宮内、宮内(悠)氏3名が江島へ、高階氏はカニカゴ桟橋でそれぞれ釣りを開始した。

 野井漁港では、池田会長が波止付け根の岩場へ、西橋、坂本氏は大波止先端はすでに竿が出ていたので、手前の小波止へ入り竿を出すことに。開始早々西橋氏が20cmのキスを釣るも以後は、餌取り(フグ)のアタリだけ、池田会長はキス狙いの2本針仕掛けに、竿を持って行かれるようなアタリがあり、すぐさま合わせを入れると魚の重量感が手に伝わり大物と確信した瞬間にハリス切れ!痛恨のバラシ(1度目)であった。その後暫くしてまたも同じような大アタリがあり合わせるもスッポ抜け!(2度目のバラシ!!)何とか正体を掴もうと、次のアタリを待っていると、またしても竿尻が上がり、竿立ての先端までひったくるアタリ、「3度目はないぞ!」と敵に言い聞かせリーリングして上がってきた獲物は? クロダイの32cm!!! 「なに~? あの大きなアタリでこいつか!」正体は掴めたもののあまりに小さい獲物でガッカリ!その後はさっぱりで撃沈。

 小波止先端の2名も湾内で20cmクラスのキスを数匹釣るも大物とは出合えず、クラブ例会対象魚がキス(23cm以上)を含む2匹長寸ということなので、夜が明けてか移動することにした。
 笠浦漁港の岩場に場所を換えて再挑戦したが、ここでも20cm前後のキスが数匹釣れたのみであえなく納竿となった。

  江島に入った3名は全くアタリが無く、夜が明けてから境水道中学校前の浜へ移動! ここでまたも我がクラブの新鋭宮内悠麻くんが、実力を発揮 、スズキ59.5cmとキス24.0cmを釣りクラブ例会提出魚を確保した。

 カニカゴ桟橋で竿を出した高階氏は、セイゴが数匹釣れるものの何れも寸法が足らず提出魚確保ができずに納竿となりました。例会では宮内悠麻君のみが対象魚2匹を揃え、またもクラブ優勝を勝ち取った。今年2回の例会参加で2回とも優勝をする? 他のメンバーが下手なのか、悠麻くんが上手なのか? クラブの大ベテランさん! 頑張りましょうネ!












 ◎例会結果(キス含む全日本対象魚の2匹長寸  クラブ例会基準寸法 以上)
  優勝 宮内悠麻くん シロギス24.0cm スズキ59.5cm  合計 83.5cm



5月例会レポート  (協会オープン大会併催)  平成24年5月20日  レポーター 坂本照治

 5月例会は例年の如く、協会オープン大会との併催で開催されました。大会の過去の釣魚を見てみると、何れもキチヌ、スズキが大半で、上位入賞には欠かせない魚であることには間違いない。また審査会場に早く戻らなければならない事も考え、和歌山市近辺で竿を出そうと意見がまとまり、先ずは雑賀崎魚港を目指し出発!

雑賀崎魚港に到着すると、波止先端沖合いにとてつもなく大きなクレーン船が停泊し、大きな支柱にはライトが煌々と点けられ海面をキラキラと照らしていた。この状態では魚は釣れないだろうと判断、隣の田野浦漁港へ移動した。漁 港先端の波止に着き、波止外側を見に行くと電気ウキが綺麗に列を作り多数の釣り人が並んで竿を出していた。この場 所でも竿を出すことが出来ず、釣開始時間を過ぎても釣場が決まらず右往左往。最後は紀ノ川尻で話がまとまり紀ノ川 に向けて再出発! すでに釣り開始時間は過ぎており、紀ノ川尻でも好ポイントはすでに釣り人が入っているものと諦 め気分で向かった。先ずは紀ノ川大橋右岸(過去の実績もあり、毎年多数の人が入っている)を見に行くことに。紀ノ川大橋を車で渡る際、右岸を見たのですが穂先ライトが全然見えず「もしかして誰も居ない?」紀ノ川大橋袂の駐車ス ペースに車を留め急いで支度をすませ、5名が等間隔に並び、いざ戦闘開始!!

  釣りを開始して直ぐに私の竿に小さなアタリがあり鉛筆サイズのアナゴが釣れた、「まぁまぁ・・これから、これから」と自分に言い聞かせる。 その後、左隣に陣取った西橋氏から「キチヌを釣ったが拓ギリギリ(29㎝)や!」との声。「何やババタレか!」と、この時点ではまだまだ余裕で答える。他の3名の様子を聞いて廻ると、坂口、野木井の両氏はアナゴのみで対象魚無し、山下氏は拓にとうてい届かないキチヌ(22cm)一匹 との事。キチヌの1匹や2匹は夜明けまでに簡単に釣れるだろうと思い余裕を持ってアタリを待つ事に… しかし、その後釣れたのは、団扇(うち わ)ほどのエイと、アナゴのみ。エサを全て使い果たすまで打ち返しをし たのに・・・・なんでや・・! 結果はついてきてくれませんでした。

 その後、山下氏が西橋氏と同サイズのキビレを釣り、クラブ例会は両者の争いとなり、審査の結果、西橋氏が優勝、山下氏が2位 という結果になりました。今年のオープン大会は、我がクラブ員で協会対象の異種2匹を揃える人が無く、クラブ員全員の審査カードはラッキー賞の箱に投函されました・・・・・。過去には、スズキ、コロダイ、大マダ、イを釣り、大会の2位、3位に入賞し、なにわキャスターズの実力を示した時もあったのですが・・残念でした。

◎ 例会結果(全日本対象魚の1匹長寸 基準寸法以上) ※敬称略
     優 勝   西橋 浩   キチヌ    29.0cm   紀ノ川
     2 位   山下一利   キチヌ    28.0cm   紀ノ川

  一事故防止講習会一
 
表彰式の後、海上保安監部の方による事故防止講習会が行われ、日頃我々が着用している救命具を使用し、海中に飛び込んで救命具が実際に開くのを見せていただいた。
 また、ペットボトルやレジ袋等を使っての救助方法や転落事故での素早い救助法を教習してもらった。事故を起こさないことが一番ですが、自然界では何が起こるか分かりません。救命具は必ず身に付け、釣りを楽しむようお願いします。




4月例会レポート(協会春季大会併催) 
               平成24年4月22日(日)  
レポーター 坂本照治

  4月22日(日)大阪協会春季大会との併催でクラブ例会を開催しました。参加会場を決めるにあたり、例年なら境港 会場にエントリーするのですが、今年は他協会の大会が境水道周辺で開催されるため、中紀会場に釣場を変更し乗っ込 みの大型黒鯛やマゴチの記録物の爆釣を目指しました。例会参加者は当初9名の予定でしたが、キャンセルが相次ぎ6名での例会となりました。事前の天気予報では土、日曜はあいにくの雨予報!それも日曜日は雷を伴った強い雨との予報。我がクラブの最大の敵は雨・・・・・!

 例会の集合場所ではまだ雨は降っておらず、降り出す前に竿出しを済ませ、それからの降雨ならあきらめもつくだろうと、早々に2台の車に分乗し出発しました。途中紀ノ川インターで休憩を取り一路煙樹ケ浜を目指し再出発。湯浅を過ぎた頃から車のフロントガラスにポツポツと水滴が付き始め、とうとう敵の攻撃が始まり煙樹ケ浜では本降りの状態 に…

 予報では近畿南岸と日本海側を2つの低気圧が遅い速度で通過中であるとの事、境港会場は波浪警報が発令され中止となる程の大荒れ。和歌山県でも波浪注意報が出され、案の定、煙樹ケ浜では大きな波が押し寄せとても竿を出せる状態ではありません。会長、坂本、高階氏の3名は風裏を求め日高港へ移動、降雨のうえ時折車が揺れる程の突風が吹き 荒れます。高階氏は頑張って竿を出し続けたのですが魚からの応答はありませんでした。宮内、宮内、西橋氏の3名は少し波の小さかった北塩屋で竿を出すものの、こちらでも三脚が倒れる程の突風が時折吹き早々に撤収。

 紀ノ川河口に場所を変え再度竿出しを行ったところ、早々に宮内君がキビレ33.3cmを釣りあげたので、他の2名も気合が入ったのですが、その後は全く魚信が無かった。宮内君に何とか協会提出資格の黒鯛以外の魚を釣ってもらおうと、雑賀崎に再度の場所移動。期待に答えた宮内君は見事にシログチ30.0cmを釣り、協会提出魚を確保すると共に本年初の例会参加で実力(?)を発揮し、見事クラブ4月例会の優勝も勝ち取る結果になりました。

 「雨にも負けず、風にも負けず、雪にも夏の暑さにも負けず・・・」と言う宮沢賢治の詩がありますが、頑強な身体と精神を持って釣りをすればきっと良い結果が現れると思うのですが?・・・・でも雨の中での釣りは決して楽しくはないですよネ!

 我がクラブは中紀会場の審査を担当し、1mの検寸台を用意して大物の提出を待っていたのですが、全日本サーフ精鋭の皆さんもでも悪天候には勝てず、際立った大物の提出はありませんでした。

 【写真】 4月例会優勝者  宮内悠麻君
  大学入試合格、早々の例会優勝と今年は春から縁起が良いネー
 

4月例会結果
優 勝  宮内(悠)君  キチヌ 33.3cm  シログチ 30.0cm 合計 63.3cm



3月例会レポート  三重県熊野一帯   平成24年3月25日(日)  レポーター:坂本照治 

 3月25日クラブ3月例会は熊野一帯を釣場範囲として行いました。今例会の対象魚は、全日本サーフ対象魚の 釣魚全匹数の合計長寸で、小さい魚(但し、例会魚種寸法以上)でも数を多く釣れば大物1匹にも勝つことができる上、あわよくば優勝争いにも加わることができるよう設定しました。対象魚匹数を決めないという初めての試みで、多くの魚が審査に出され検寸に大変時間が掛るものと予想していたのですが・・・・・・・?

 8名のクラブ員が2台の車に便乗し、先ずは大型黒鯛の乗っこみを期待し熊野川河口(王子ケ浜)を目指して出発。途中休憩を取りながら 釣場に到着したのは午前3時過ぎ、前日の風雨などで釣場の状況悪化や、到着が遅く他の釣り人が入っているのでは?と心配されましたが他の釣り人は無く、時折強風が吹くものの王子ケ浜の波も竿が出せる程度のもので、熊野川河口に会長、宮川、宮内、山下氏の4名、王子ケ浜に、高階、坂本、坂口、西橋氏が入り早速竿を出しました。

  熊野川河口は前日からの降雨により水が茶色に濁った上、時折三脚を倒すような突風が吹き荒れ全くの魚信もない状態。また、王子ケ浜に入った4名は、幸先良く坂口氏が第1投で33cmのニベを釣り、出だしは好調だったものの、他の3名には全くアタリが無い状態。その後、坂口氏が37cmのニベを追加し優勝に最 も近い位置に。綺麗な朝日が水平線から昇り出し辺りが明るくなり、これ以上頑張っても良い結果が無いと判断、全員が場所変更を決め移動開始。冒頭に記載したように、基準寸法の魚を多数釣ればまだまだ逆転は可能なため、熊野川河口に入っていた4名は次の釣場を波田須に決め移動開始、王子ケ浜の4 名も大泊方面に釣場を変更 した。

 鬼ケ城の岩場に坂口、西橋氏が入り坂本、高階氏が大泊漁港の波止で第2回戦を開始。波田須では、会長が0番、山下氏が1番、宮内氏が3番(宮川氏は車の留守番)に入り魚信を待ったのですが前場所同様、魚からの心地よい反応は中々ありません。そんな中、長距離を頑張って歩いたご褒美か?宮内氏にキュウセンの26cmが釣れ一応審査資格を確保!続いてタカノハが釣れ(本人曰くギリギリ拓あるかも?)入賞圏内に、また鬼が城に入った2名は根がかりであっさり白旗!大泊漁港では拓物は釣れなくても少なくとも基準寸法の魚は釣れるだろうと思っていたのですが、餌取りのフグに仕掛けまでやられる始末、私が鬼ケ城の2人を車で迎えに行っている時に高階氏のキビナゴを付けた竿に強烈なアタリ!2人を乗せて漁港に戻ってみると、優に1mを超える巨大な ウミヘビが波止場に横たわっており3人共ビックリ!!!!恐る恐る近づき検寸してみると1.5mを上回っています。「こんなでかい奴、よく釣り上げたもんや」皆が口を揃えて高階氏に言いました(写真参考)。

 また、納竿中に私の最後の竿にアタリがあり、釣れて来たのはこちらも珍しい魚です。胸鰭を立てて陸上で立 つことが出来るようです(魚名=ギマ 写真参照)。結局、審査に提出された魚は僅か3匹で、あっさりと審査は終了。2匹のニベを釣った坂口氏が2月例会に続き優勝という結果になりました。今年の坂口氏は、クラブ記録2匹に始まり例会連勝と絶好調です。坂口氏の快進撃阻止を目指し皆さん頑張りましょう。

(レポーター 坂本照治)


     ギマ

    立った!



体長1,5メートルの
ダイナンウミヘビ

例会結果(例会魚種寸法以上の対象魚総匹数の合計寸法)  
     優 勝  坂口氏  ニベ
37.0cm  ニベ33.0cm  合計 70.0cm

     2 位  宮内氏  キュウセン26.0cm       合計 26.0cm



2月例会レポート(協会初釣り大会) 
        平成24年2月5日(日) 
 レポーター:坂本照治


 
 平成24年度最初のクラブ例会は、例年の如く会初釣り大会との併催で行われました。2月と言えば1年で一番魚が釣れない時季! また、気温も低く釣人にとっては最も条件の悪い時でもあり年々参加人数が減少してきています。我がクラブでも同じで、今年は7名(実参加6名)で例会が開催されました。
集合場所の高井田駐車場に集合後、釣り場を協議しました。先に述べたように気温が低いため車内で暖を取りながら(年寄りが多い0ので)アタリ を見られる場所が無いか(楽をして釣りができる!)を検討した。紀ノ川尻の青岸埋立地に釣り場を決定し、2台の車に分乗して出発しました。釣り場に到着したのが午前1時過ぎ、青岸埋立地の紀ノ川側にはテトラが入っており、先端までは数百メートル歩かなくてはならないため和歌山港側で竿を出すことに決定! こちら側は護岸に車を留め車の中から竿を見ることができる最高の場所。早速、寒い中準備を開始し、それぞれが2~3本の竿をセットし、後は魚からの魚信を車の中で待つ…?


 しかし、アタリは全く無く時間だけが過ぎていく、エサの確認を行なっていた坂口氏の竿に何か掛っており、よく見ていると鉛筆のようなアナゴが釣れていました。その後、西橋氏の竿が微妙に曲がっているのが見えた。車の中で様子を見ていると何か魚らしきものが付いています?坂口氏のアナゴのように細くありません。車から出て確認すると30㎝位の白グチでした。クラブ例会の対象魚はクラブ規定寸法の1匹長寸(ニベの規定寸法=30cm)、微妙な寸法ですが一躍優勝候補です! グチは群れで回遊する魚、我々も自然と気合が入りエサを付け替え、打ち返しを繰り返して次のアタリを待っのですが何の音沙汰もなし! 何事も無く時間だけが過ぎて行き… 途中少し考えごと(居眠り?)、美しい日の出を拝みながら夜明けを迎えるも魚からの挨拶は皆無、ほぼ諦めかけていたその時!、坂口氏の竿に久々のアタリ!!  リールを巻く坂口氏も魚の引きを確信して巻いています。釣れたのは30cm強のキチヌでした。寸法を測ると33㎝!大逆転です。坂口氏が持ち前の粘りで平成24年2月例会の優勝者となりました。

 協会審査場では、さすがに全日本サーフの強者ばかり、スズキ、黒鯛、コブダイの大物が続々と提出されていました 。しかし、協会審査対象の異種2匹の大物を揃えるのはこの時季には至難の業です。ましてや、車の中で暖を取りながら大物を釣り上げるのは・・・? 残念ながら、我がクラブ員は異種2匹を揃えることが出来ず、全員の審査カードはラッキー賞狙いの抽選箱に投函することになりました。


  例会結果 【
全日本対象魚の1匹長寸(基準寸法以上)】
  優勝  坂口  キチヌ   33、0㎝  青岸埋立地
  2位   西橋  白グチ  31、0㎝  青岸埋立地

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