今年度のクラブ最後の例会であったが、参加者が5名となり少数の例会となった(この時期は、会社行事と重なる事が多く欠席者が多かった)。5名での釣行のため、経済面を考慮して1台の車に便乗して出発。途中の淡路SAで作戦会議を行う。当初ポイントは淡路島の西浦と決めていたが、当日は強い冬型の気圧配置となり北西風が強く吹き、止む無くポイントを東浦に変更する事になった。5名で入れるポイントを相談するが、審査会場への早期帰還(会場設営など準備協力のため)を考えるとあまり遠方には行けない。風を避けて竿を出せるポイントを協議し、仮屋漁港へ行くことになった。
仮屋漁港に着き、白灯波止を見に行くと、先端付近には誰もいないので、宮内、山下、山下海君の3名が入る。
私と裏野氏は、漁港北側の小さな波止で竿を出すことに決め、夜明けまでしばらく車で待機(グ~グ~?)
辺りが明るくなり始めてそろそろ準備をしようと車から出ると、波止付根に車が止まり既に竿を出している方がいたので、まずは情報を仕入れようと声をかけに行く。「どうですか!釣れました?」・・・・釣人を良く見ると、今年の100人会で同室だった高槻Sの吉田氏であった。「手のひらサイズのカレイと小型のアイナメは釣れたが型が小さい」とのこと。横に居る同クラブの方も小型のアイナメを釣っておられた。小型でも魚が釣れればと、裏野氏と共に竿を出す。3本の竿をセットし、モーニングコーヒーを入れ吉田氏と仲間の方と共に雑談タイム・・・・。話をしている時に、吉田氏の竿からドラグ音が・・・ジー、ジー
・・次の瞬間に大きくジー・・吉田氏が竿を持ち合わせを入れるが・・止まることが無くラインブレイク! 「カレイ仕掛けでは無理やなぁ~。多分コブダイやろ!」と吉田氏。裏野氏と共に「こんな湾内でも回ってくるんやなぁ~?ドラグはゆるめとかなあかんなぁ!」と・・・(後にこの話が・・?)
日が昇り、朝食を食べ終わり、裏野氏の方を見ていると突然「ガシャーン!」と音が鳴り、後ろを振り向くと竿が三脚から一気に海中へ吹っ飛んだ!・・竿は海面をスルスルと沖に向かい進んでゆく。「ア~!まいった、えらい損害や!」と思いつつ、竿は数m沖でまだ浮いている。「何とか他の竿で引っかけて回収すれば・・・?」直ぐに他の竿を巻き取り、浮いている竿の向こう側に錘を投げて引っ掛かかれば回収できると思い浮いている竿の沖に錘を投げ込む(キャスチィングでのポイント競技を思い出して!)リールを巻き取ると見事に一発で道糸を引っ掛ける事に成功。慎重に巻き取り、波止際で裏野氏に手伝ってもらい飛ばされた竿を無時回収 (^v^)!裏野氏「しやから、ドラグ緩めとけ言うたやろ!たわけが!」 確かに油断は禁物である、特に淡路島はコブダイが多く、よく竿を飛ばされているので注意しなければ・・・良い教訓となった。
竿が吹っ飛んだ以外は、これと言ったアタリも無く納竿時間を迎え納竿大会は、釣果無く終了した。白灯の3名も結果が出ず、今年最後の例会は終わった。
◎ 12月 例会結果 (全日本対象魚の2匹長寸 基準寸法以上)
釣果なく 入賞者無し
2018年11月例会レポート(全日本カレイ選手権大会併催)
2018年11月18日(日) 例会レポーター:坂本照治
10月例会では小ヘダイの猛攻により、大物は大畑氏が釣った真鯛1匹という貧果だった。ご意見番(裏野氏)より、会場(ポイント)選択が敗因で、時節をえるようにという苦言があり、皆が反省した例会となった。
11月例会(全日本カレイ併催)は香住会場でザブトン級のカレイ狙い、10月例会の二の舞とならぬよう情報を周到に集め、私が決めたポイントは竹野の新波止とした。途中、同乗した裏野氏や宮内氏から「竹野の新波止?
あそこは過去の釣り場やないか・・ 以前行ったが何も釣れなかったぞ」との厳しい助言があったが、熟考して決めたので討ち死に覚悟!と説得してポイントへ向かった。また、畑中氏、大畑氏、山下氏、山下海君の4名は、審査場から近い香住西港の白灯波止に入ると決めた。
会場の香住で受付を済ませ、午前4時30分集合場所を出発した。竹野海岸に向かっている途中の5時前に畑中氏より、無事に香住西港の白灯波止に入れたという連絡を受けた。5時過ぎに我々も目的の竹野新波止に到着、先ず波止に先客が居ないかを見に行くと、釣り人は一人で、投げ釣りは居ない模様、しかし・・・風と波があり、時折波止上まで波が上がる時がある。さらに、最大の敵がポツポツと降って来た!
宮内氏は「これくらいの雨は大丈夫、行くで!」と防寒着に着替え始めた。私は「雨が止んだら・・」と何時もなら言うのだが、今回は私が場所を選択したので行かない訳にもいかない。意を決して行くっことにした。裏野氏は・・・「体調のこともあり、暫く車中待機?(雨は絶対ダメ)」
3本の竿をセットし終ったのが5時30分、一息ついて宮内氏を見ると竿を曲げている? 様子を見ていると何かを釣り上げている・・? 白く長いのはアナゴであった。 嫌みを言おうと近くへ行くと、その前に真鯛を釣ったらしく、大きさを聞くと「拓は無いが基準寸法の25㎝は超えているので、例会資格を確保した」とのこと。しかし、その後は餌取りの猛攻が始まり、竿を上げると餌が無いどころか、針まで無い始末!釣り座に戻り、香住西港に入った畑中氏に状況を聞いてみると、「雨はしょうがないわ!こちらに雨男が居るんで・・・。釣果も変わらず餌取りが多いです」と返事があった。
夜が明け雨も止み、ようやく待機していた裏野氏も釣りに参加!
波止外側より内側でキスが釣れないか?と3本の竿を全て内側に投げてアタリを待つが・・餌取りもいない状態でそのまま戻って来る始末。「見てみい~!何も釣れへんやろ!誰やここを選んだ奴は?」とぼやきが出る始末。釣場を決めた以上何とかカレイの顔を見るまでは・・・と頑張って打ち返しを続けるがアタリも無くやはり討ち死にか?と諦め気味になっていた11時過ぎ!波止先端に場所を移動していた宮内氏が竿を曲げている・・慌てて見に行くと、カレイを釣り上げた!早々に寸法を測ると38cm程ある!「良かった~ カレイ釣れて」釣り場の選択に間違いはなかったと安堵した。西港の皆に写真を送り、ラインにより祝福の言葉が届いた。
宮内氏がカレイを釣って1時間後、畑中氏から写真が送られて来た! 見ると40cmを超える黒鯛を持った畑中氏が・・・!「宮内さん、ごめんなさい。黒鯛でクラブ例会では勝ってしまった」クラブ内では非常に人気の無い黒鯛に、滅多に釣れないカレイが負けることになるとは・・・
このまま2人の入賞者で納竿かと思っていた12時30分頃、またも畑中氏から連絡があり、「山下氏がやりました!マジです 」と連絡があった、カレイの大物で逆転か? ・・と思っていた矢先に!
審査場所に戻って釣果を聞くと、香住会場で提出されたカレイでは、なにわキャスターズが1、2位を独占したということだった。
◎ 11月 例会結果 (全日本対象魚の1匹長寸 基準寸法以上)
優勝
畑中氏 黒鯛 44.6㎝ 釣場 香住西港白灯波止
2位 宮内氏 イシガレイ 42.5㎝ 釣場 竹野新波止
3位 山下氏 イシガレイ 42.2㎝ 釣場 香住西港白灯波止
優勝 畑中氏 2位 宮内氏 3位 山下氏
9月クラブ集会で秋季大会の参加会場が協議され、多数決で熊野会場に決まった。紀東での例会は数年振りのことで、過去の釣果などを思い起こしてポイントを選択することになった。
熊野方面で大物を狙うとなれば、過去の実績から考えれば七里ケ浜や王子ケ浜でコロダイ、コイチ、クロダイなどを狙うのが順当なところであるが、この日は日本の遥か南海上にある超大型台風26号からのうねりがあり、紀東方面の海上には波浪注意報が出されている・・・。先ずは大泊海岸の海況を見てポイントを決めることとなり、参加者7名が2台の車に分乗して出発した。
午前1時過ぎに大泊に到着(何時もながら遅い!)。海岸を見てみると大きな波が次々と押し寄せている。「こりゃあ、ダメだ!」外洋に面している七里ケ浜、王子ヶ浜は絶対に無理・・・
仕方なく、湾内の漁港を選択するが、裏野氏から「来る前にインターネットで昔よく行った漁港を調べてみると、古江、三木浦、九鬼等は夜釣り禁止となっているらしい!」という情報。「え〜っ!」「あの有名ポイントが夜釣り禁止!!」。仕方なく、車単位で釣り場を協議し、裏野氏、宮内氏、私の3名は尾鷲の大曽根浦に、畑中氏、大畑氏、山下氏、山下海君
大曽根浦に到着したのが、午前2時前、波止先端には3名のイカ釣りの方がおられたので、中央付近で竿を出すことにした。3本の竿をセットし終えたのが2時半になってしまった。フッと裏野氏の方を見ると、もう竿を曲げている! 見に行くと・・・・25㎝程のヘダイであった。「幸先ええなぁ~対象魚1匹確保やなぁ。但し、例会では小さいからダメ!」と皮肉を言って戻る。その後も裏野氏には頻繁にアタリがあり、ヘダイの子を次々と釣り上げている(たまに、同型の真鯛も混じる)。私と宮内氏の竿にも、ようやく同型のヘダイが釣れてくるが単発で続かない。曽根に入った4名の状況を聞いてみると、ヘダイの20㎝級が入れ食いとのこと。どの場所もよく似た状況である。
裏野氏と雑談後、釣座に戻る時に「ジャー、ジャー!」とドラグの大きな音が聞こえた?
夜が明け、辺りが明るくなって来た6時半頃、畑中氏からラインで写真が届いた、大畑氏がマダイを釣ったとの連絡であった!!早速お祝いのラインを送り、あと1匹頑張って釣るように激励する。大畑氏から「ヘダイの小物は既に確保しているので、大会の提出魚は揃った」という返事。「あとはクラブ例会の提出魚(基準寸法以上)を頑張って」と言うと、「クラブ例会の提出魚は、マダイの25㎝程をもう一匹持っているので大丈夫!」・・・・ん??
熊野会場には、4クラブ、19名(内2名欠席)がエントリーしていたが、参加者全員が12時の審査時間前(11時頃)に審査場に戻ってこられ、釣果を聞くと、ウネリが高く釣り場の選択に苦労したようであった。
他クラブの審査後、いよいよ我がクラブの審査に入り、大畑氏のマダイを検寸・・・・。
・例会 初優勝の大畑氏 ・敗者は負け牛を食べながら反省会(因みに優勝したはっちゃんは大盛り)
◎10月 例会結果 (全日本対象魚の2匹のS割ポイントの合計 但し 基準寸法以上)
優勝 大畑氏 マダイ40.7㎝(0.58P) マダイ 26.0㎝(0.37P) 合計 0.95P
2018年9月例会レポート
2018年9月22日(土)~23日(日) 例会レポーター:坂本照治
9月例会は連休を利用しての遠征釣行で、大鯛の釣れる確実が高く、個人釣行でも良い結果が出ている香川県の男木島・女木島で開催した。
希望ポイントは事前に集会で抽選した。女木島に裏野氏、畑中氏、私の三名が渡り、男木島には、宮内氏、大畑氏、山下氏、山下海君が渡ることになった。
3連休の渋滞を考慮し、22日(土)午前7時に集合し早々に出発、案の定、阪神高速で渋滞に見舞われ、途中の淡路SAで朝食を取り、高松港の到着が11時30分。午後2時発のフエリー出発までに、夜食等の買い出し、昼食をとる。昼食は港近くのいつものラーメン店、このラーメン店で「黒とんこつラーメン」を食べると黒鯛しか釣れない?というジンクスがあり、「黒とんこつラーメン」を敬遠するが、今回の例会は異種2匹であり裏野氏と畑中氏は、あえて「黒とんこつラーメン」を注文した。
連休の初日ということで、観光客でフエリーは満員! 鬼が島(女木島)は観光名所で、鬼の灯台(通称:鬼尻)、への字波止、カモメ波止等には観光客が多く、陽が暮れるまで釣りにならないと判断! 我々3名は、西側の漁港で竿を出すことにした。西浦漁港L字波止に畑中氏、南側の石積みに裏野氏、北側の石積みに私が入ることになり、早々に竿をセットする。陽の高いうちは、キス、キュウセンを狙ってマムシ餌の2本針仕掛けを投入するも、釣れてくるのは、1年生の真鯛(15cm)ばかり。キスの反応は全く無く早々に諦めた。
ようやく陽が暮れ、いよいよ本命釣りに突入!! ユムシを餌に投入して大鯛のアタリを待つ。しばらくすると竿先にアタリが出るものの、たいしたアタリでは無い? 竿を上げるとユムシがかじられてズタズタになって上がってきた。餌取りが多いようだ。 辛抱しながら打ち返しを行っていると、ようやく餌取りの正体が判明、型のいいショウサイフグだ!!
こいつが湧いているようで、ハリスがズタズタとなり仕掛け交換の繰り返しにうんざり! そうなれば、何時もの事ながら携帯でお喋りタイム! 男木島の4名の釣果を聞くと、何時もの様に潮が動かず、穏やかな海面のままとのこと。釣果も無く潮が動き出すのを待っているとか。裏野、畑中両氏も釣果無く、しばし辛抱タイムとの返答。
18時頃に男木島の大畑氏よりラインで写真が送られてきた!!
ついに大鯛か?・・・・慌てて写真を見ると黒い棒のような物が写っている? 何っ?・・・正体は「エソ」。。。 え~そ~!!
外道を釣らせれば、なにわ№ワン? (過去にも大鯛狙いの女木島で、カレイやマゴチを釣っている)今回の対象魚は異種2匹なので一番先にリーチをかけた! 後は赤でも、黒でもどちらかが釣れれば例会対象魚確保となる(どちらかは問題無く釣れると思っていた)。
21時前、畑中氏から連絡が入る「30cm弱の黒鯛が釣れたけど、女木島でこんな小さな黒鯛は初めてやな~ 対象魚が異種2匹なので、取りあえずキープし、サイズアップすればリリースする」と余裕の連絡が入る。
ようやく各ポイントで釣果が出始め、私も頑張らねばと気合いを入れるが、フグの猛攻が続くので高価なユムシからマムシの房掛けに変更して投げてみた。すると・・・・・本日初のドラグを鳴らすアタリが出た!!大きく合わせてリールを巻くが、手応えが小さい? 上がってきたのは、30cm強の黒鯛であった。とりあえず、私もリーチの仲間入り。
その後、畑中氏が40cm弱の黒鯛を釣り、先程の黒鯛と入替え。男木島では、山下海君が45cmを頭に3匹の黒鯛を釣っているという連絡が入った。4名がリーチをかけ、残る1種を誰が一番早く釣り上げるかの勝負となった。
誰もが、夜明けの好時合いに真鯛が釣れるであろうと予想していたのだが・・・・・・? 潮が一向に動かず、時間まで頑張ったものの大鯛のアタリは無く、例会参加者7名共に異種2匹の確保が出来ず納竿となった。
前週までは、必ず大鯛が釣れていた鬼が島も、終盤を迎えたのか・・・? 完全に終わったのか・・・?
◎ 9月 例会結果 (異種2匹のS割ポイントの合計 但し、基準寸法以上)
対象魚を確保した者がいないので入賞者無し。
2018年8月例会レポート(協会事故防止講習会併催)
2018年8月5日(日) 例会レポーター:坂本照治
8月例会は、昨年同様に協会事故防止講習会として開催、クラブから8名が参加した。
例年、事故防止講習会を行っていただく、大阪海上保安監部の担当者が本年度より代わられた。新しく担当される方は投げ釣りを行っておられ、全日本サーフのこともよくご存じの方で、自分の釣り経験を交えながらの講習を行っていただいた。
◎講義内容
1.H29年中に発生した人身事故統計から見る事故傾向
2.釣り中の事故の年齢層別の統計
3.釣り中の海中転落者のライフジャケット着用率ならびに生存・死亡率
4.適切なサイズの救命胴着の着用
5.釣り中の単独・複数行動に対する生存・死亡率
6.H29年 第五管区内で発生した釣り中の事故
7.排尿失神
8.熱中症
9.落水後の対応
上記内容に基づき約1時間の講習会を行っていただき、受講者は熱心に聴講し
◎講習会終了後、参加者のうち約43名が出席し懇親会を開催、他クラブとの親睦を図った。
2018年6月例会レポート(全日本キス投げ釣り選手権大会併催)
2018年6月17日(日) 例会レポーター:坂本照治
全日本キスと併催になったクラブ6月例会は、昨年30cmオーバーのキスが釣れた淡路会場にエン
トリーした。参加者は当初9名の予定であったが、3名のキャンセルがあり、6名の例会となった。
集合場所で目的釣り場を集約し、畑中氏、山下氏、山下海君の3名と私、裏野氏、宮内氏の3名とに分かれて2台の車で出発した。途中、餌店に寄り、受付け場所の淡路島公園に到着したのは23時だった。
23時半から出発順の抽選が始まった。クジだけでも一番先に引こうと、先頭に並ぶ。2列に並んだ隣にはアワジFの小山会長が「良い順が引ければいいですね」と言いながら抽選時間を待つ。抽選が開始され、小山会長が先にクジを引いて『7番!』 続いて私が『8番!』 先頭に並んだ2名が好位置を引き当てた。しばらくして、出遅れた畑中氏が「残り福を狙って・・・!」引いたクジは「21番!!」昨年の29番に比べれば少し良くなったものの、またも下位を引き当ててしまった。(ある意味で強運!!?)
午前1時、1番の車から順次スタート。8番の好位置を引いた私達は釣り場を富島方面に決めて出発。21番の畑中氏は、昨年拓物が出た多賀海水浴場を目指す。富島で、わだつみの宿前のT字波止に裏野氏と宮内氏、北淡震災記念公園前の波止に私が入った。また、多賀海水浴場の波止を目指した畑中氏は釣り場についてガックリ・・? 改修工事で「立ち入り禁止」の看板! あえなく断念! 後列から出発の上、時間ロスも大きかったので、有力釣り場を諦め、東浦の志筑新島に釣り場を変更した。
午前2時過ぎ、ようやく3本の竿をセット、宮内氏に状況を聞くと「流れが速く、仕掛けに藻が絡み、外向きは釣りにならない」 裏野氏も多くの藻を釣り上げ、数日前からの神経痛による肩痛が追い打ちとなり、戦意喪失。私の方はそんなに流れは無いものの藻は多く、打ち返す度に錘に多数引っ掛かり、うんざりである。
宮内氏に連絡後、餌を替えようと1本の竿を巻いていると、突然ドラグ音が大きく鳴った!
夜が明け初め、小さなアタリがあり、わずかに重量感を感じながら上がって来たのは、キュウセンで目測23㎝!、メジャーをあてると22㎝…「残念ッ」
夜が明け、地元の方が波止際の穴釣りに来られて「釣れたか?」と声をかけてこられたので、「昨日の夜中から釣っているのですが、クロダイ1匹です」と答えると、「何を狙ってるんや?」と聞かれたので『キスです』と言うと、「私は、毎週のようにこの場所に釣りに来ているが、ここでキスを釣ったのを見た事がないわ! カレイが釣れたのは何回か見たけどなぁ・・」と、戦意をそがれる一言!!
波止付根の兵庫協会の方は小型のキスを数匹釣ったそうだが、大物は出ずじまいだったそうで、「この波止は付根から曲がり角までしかキスは釣れない、先端はカレイは釣れるがキスはダメみたいですよ」と教えていただいた。(もっと早く教えてヨ・・・)
納竿前に竿をあおると、またも藻の重い感触、しかし同時に魚の絞め込みも伝わって来た。ただ、キスではない! またもクロダイか? と思いながらリーリングすると、上がってきたのは小ぶりのコブダイ、小さなキス針でよく上がってきたものだ。その後、小さなネズッポを追加したが、キスは1匹も釣ることができずに納竿となった。
例会参加者の6名で釣れたキスは、裏野氏がスレで引っかけた1匹のみ、例会対象魚無しという散々な例会であった
2018年5月例会レポート(大阪協会 第13回オープン投げ釣り大会併催)
2018年5月20日(日) 例会レポーター:坂本照治
今年の協会オープン大会は、昨年の協会50周年記念大会と同様の要綱で行われることになり、前日の正午から竿出しが可能となった。そこで集会で協議の結果、協会50周年記念大会で好釣果を得て、なにわの第二ホームグランドとなった香川県の女木島・男木島へ釣行することが決まった。また、仕事の関係で土曜の朝出発ができない、西橋、大畑両氏は、第1ホームグランドの田辺方面で竿を出すという変則例会となった。
土曜日の朝7時に集合、途中で餌と食事の調達を行い、高松港14時のフェリーで女木島・男木島へ向かった。女木島へは、坂口氏、山下氏、裏野氏、私が渡り、男木島へは、宮内氏、山下海君、畑中氏、畑中江君が渡り、大鯛を目指した。
男木島組は、港波止の付根付近に宮内氏と山下海君、波止先端に畑中親子が入った。実は前週に、宮内氏と畑中氏の2名が男木島へ下見に行き、カンダイやスズキの大物を数匹釣り上げ、今回もカンダイ、スズキの二尾で上位入賞を狙っていた。一方女木島組は、通称「への字波止」に坂口氏、「鬼尻」に山下氏、「T字石積み」に裏野氏が入り、私は初めての場所に挑戦、「港南側の護岸」に釣座を決めた。
陽が高い内はマムシ餌の2本針仕掛けでキス狙い、直ぐにアタリがありキュウセンが釣れるが寸法が足らず放流! 男木島では宮内氏が4連続で大物をバラシ、意気消沈との連絡が入る。
女木島は風が強く、潮の流れも悪く、依然大物からのアタリは無い。私も小さなキュウセン以降は餌取りのフグが多く、護岸の南側へ少し移動した。移動して直ぐに初めてドラグ音の鳴るアタリがあり、40 cmの黒鯛が釣れた。
そんな時、バラシを繰り返していた宮内氏がやっと50 cm強のカンダイを釣ったとの連絡が届いた。女木島に比べて男木島は頻繁にアタリがあり、今回の釣行は男木島が正解だったようである。
午後9時過ぎ、ラインで写真が送られてきた。男木島波止先端の畑中(江)君が40cm程の黒鯛を釣り上げた! 時合い到来か? 強風が吹く中、頑張った結果がでて良かったと激励のラインを送り、次は自分の番と気合いを入れて頑張る。
その後、午後10時前に再びラインで写真が届く! 今度は畑中(江)君が大鯛を持った写真である!60cmの大物で、先程の黒鯛と合計1mを超える寸法となり、協会大会でも上位入賞はほぼ間違いない!
すると今度は、山下海君が60cm近い大鯛を釣り上げる! あとは相棒のみ……。男木島に渡った4名からは景気の良い話ばかりが送られて来る。女木島組からも大物の写真を送りたいのだが・・・。
一方、田辺へ向かった西橋氏、大畑氏から、ようやく釣場に着いたが、爆風(大畑氏が呼んだ)で釣りにならないとのこと。(さすが!嵐を呼ぶ男の本領発揮!)
午後10時30分頃、又も畑中江君が黒鯛48cmを釣り、見事サイズアップを果たす。女木島組は潮の流れが速く、釣れる気配の無い状況が続く……。
午前1時、爆風の吹く田辺組から写真が届く!
見ると、西橋氏が50cm程のコロダイを釣った写真であった。さすが赤灯の主!『雨が降ろうが、風が吹こうが,何てこと無い! 結果は出します』。
西橋氏に祝福のエールを送っていると、今度は宮内氏からスズキを持った写真が送られてきた。先に釣ったコブダイとで一躍優勝候補に躍り出た。(通常は二匹とも他魚なのだが…?)
夜が明けた午前5時、相棒を狙っていた山下(海)君が待望の黒鯛47cmを釣った、また、その後カンダイのアタリがあったものの痛恨のバラシ! しかし、見事に異種2匹を確保した。
その後、審査会場が泉南ということもあり、午前7時初発のフェリーに乗船した。
協会オープン大会の表彰式では、合計寸法1mを超える3名の内、宮内氏が3位、畑中江君が8位、山下海君が12位に見事入賞し、昨年の50周年記念大会に続き今年もなにわの黄色いベストが目立った大会となった。
オープン大会入賞者(左から) 第3位 宮内宏知、同8位 畑中江策、同12位 山下海斗
◎ なにわキャスターズ 例会成績(全日本対象魚の異種2匹長寸)
優勝 宮内 宏知 コブダイ 53.8cm スズキ 61.0cm 合計114.8cm 男木島
2位 畑中 江策 マダイ
62.5cm クロダイ 48.3cm 合計110.8cm 〃
3位 山下 海斗 マダイ
58.5cm クロダイ 47.3cm 合計105.8cm 〃
4位 西橋 浩 コロダイ 55.9cm キチヌ 32.0cm 合計 87.9cm 田辺 赤灯
2018年4月例会レポート(大阪協会 春季大会併催)
2018年4月8日(日) 例会レポーター:坂本照治
協会春季大会との併催で行われた4月例会は当初11名の申し込みがあったものの、キャンセルが相次ぎ、7名の参加となった。特に、初釣りで一級ポイントに入りながら、○ボを喰らい、今回リベンジを目指していた畑中氏だったが、出発直前にギックリ腰となりドタキャンとなった。
釣場は、今やクラブの庭とも言える田辺湾、目良港に裏野氏、山下氏、西田氏の3名が入り、中磯に宮内氏と私。一級ポイントの赤灯に坂口氏と山下(海)君が入ることに決まり、集合場所を午後9時半に出発した。
午前0時過ぎに目良港に到着、車から降りると強風が吹いている。強風の中、山下氏が準備を始めるものの、裏野氏、西田氏は一向に車から降りようとしない・・・・。急遽、車1台を目良港に置き、坂口氏の車に荷物を積み替えて移動する。中磯で宮内氏と私が降車、坂口氏、山下(海)君は赤灯に向かった。
初釣りも同場所で宮内氏と共に竿を出し、私がキチヌ1匹に終わり、宮内氏もリベンジの竿出しであるが、初釣大会と同様に全くアタリが無い……。 そんな中、宮内氏がまずチャリコを釣り上げる。そして、小さなキスと続き、春季大会の異種2匹を早々と確保、私も放流サイズの小さなカサゴが釣れたので、大物が釣れた時のために一応キープする。その後は一向にアタリも無く、赤灯の2名からの釣れた連絡も無く、時間だけが過ぎていく。
やがて夜が明け、朝の好時合いにもアタリは無く、諦めかけていた6時過ぎ、ラインにより写真が送られて来た! 赤灯で山下(海)君がキチヌを釣り上げたという報告であった。寸法を見ると37~38cm程ある立派(?)な拓物である。残り時間は僅かだが、何とかもう1匹の異種を頑張って釣るよう伝える。
「クラブ例会(1匹長寸で審査)は、海斗にやられたなぁ~!」と宮内氏と半ば諦めていた時、突然私のリールのドラグ音が!! 「ジャ―、ジャー」納竿間際の逆転ホームランか? 竿を持ち、合わせると魚の手ごたえは感じるが、引きはそんなに強くない。上がってきたのは37~38cm位のキチヌであった。これで夜中に釣れたカサゴを合わせて協会提出の異種2匹を確保することができた。赤灯の海斗君も、納竿間際にチャリコを釣り、協会提出異種2匹を確保して納竿。
審査会場では、冷え込みと強風が影響したのか、目立った大物の提出は無かった。また、厳正な検寸の結果、クラブ例会優勝は僅か1㎜の差で、山下(海)君が優勝した。
◎ なにわキャスターズ
例会成績(全日本対象魚の1匹長寸)
優勝 山下海斗 キチヌ 38.6cm 赤灯
2位 坂本照治 キチヌ 38.5cm 中磯
クラブでは協会春季SC通信大会を例会として開催しているが、参加者は毎年少なく、今年も4名のみの参加となった。
参加メンバーは、池田会長、宮内氏、山下海君、私(坂本)の4名で、共に5種目にエントリーし上位入賞を目指して頑張った。また、例会入賞はこれまで通りで、5投の内3投のセーフ投を行えば、例会入賞権利を獲得。権利獲得者で厳正(?)な抽選を行い、順位を決めるというルールで行った。
今大会では、宮内氏が気合いを入れ、何時も使っている振出の竿を使っての参加であったが、「振出しでは飛距離が出ない、自分の実力を発揮するには並継ぎでなくては・・・・」と新しくSC用の並継ぎの竿を購入。更に、リールも購入し「これで飛距離が大きく伸びて上位入賞間違い無し!」とこれまでとは格段に気合いの入れようが違うのだ!
大会ではST種目が終了し、5種目の競技がスタート、まずは、5種目-A競技に出場の山下海君が登場! 第1投 128.76m まずまずの投擲、続いて5種目-Bの宮内氏の第1投 140.32m 新調の並継ぎ竿の威力が出て好結果を得る。次に私の第1投 126.45m やはりこんなものなのか?そしていよいよ5種目-C協会の皆さんから激励を頂き池田会長の1投目121.96m 腰痛を押して大遠投!3名共にセーフ投でスタート。
その後、3名共無事3投のセーフ投を得て、例会入賞権利を確保した。
SC用の新調竿で臨んだ宮内氏は、結果が思うように伸びなかった。「まだ、竿に慣れていないので、夏季SCで……」と、皆さまお楽しみに?
「お詫び」
今回のレポートは、全員が5種目にエントリーしていたため、力投の写真が撮れませんでした。
★なにわキャスターズ 例会成績(3投セーフ投で権利確保 権利者でアミダクジ)
優勝 池田会長(クジ運は健在!)
2位 坂本氏(結果よし!)
3位 山下海君(運も実力のうち)
4位 宮内氏(竿新調したのに?)
平成30年最初のクラブ例会は、例年通り協会初釣り大会との併催で開催した。
参加メンバーは、宮内氏、西橋氏、山下氏、畑中氏と私(坂本)の5名で、参加者の少ない寂しい例会となった。釣場は紀伊田辺方面で昨年の協会団体優勝を勝ち取った縁起のいい場所である。集合場所でポイントを話し合った結果、赤灯に「主」と言われる西橋氏と畑中氏、中磯に宮内氏と私、目良漁港に山下氏が入ることに決定! 畑中氏の728爆釣号に便乗して出発した。
釣場に到着したのが午前0時過ぎ、冷え込みは弱く、無風状態で絶好のコンディション! 早速3本の竿をセットしてアタリを待つことに…… 昨年は早々に餌取りのアタリがあったのだが、今回はピクリともしない? 海面は静まり返り、池のようである。そんな中、数分毎に誘いを繰り返していた宮内氏がカサゴを釣り上げて早くもリーチ、私も負けずに打ち返しをするが、餌はそのままで帰って来る。目良港に入った山下氏に釣果を聞くと、誘いを入れると直ぐに藻が引っ掛かって来て苦労しているとのこと。対岸の赤灯からは大きな声の笑い声が頻繁に聞こえてくるが、魚が釣れれば写メを送ると言っていたので、まだ獲物は釣れていないようである。
辛抱しながら打ち返しを行うが、殆んど餌がそのままで戻ってくる。餌取りが多いのも嫌だが、全く餌を取られないのは、もっと嫌である。我々の前の海底には魚が全くいないようだ。
時が過ぎ、眠気が襲ってきた午前4時頃、「ジー・・・」リールのドラグ音が鳴った!慌てて三脚の前に立ち、どのリールからの音だったのか確かめる。少ししてまた「ジー・・・」。 ドラグの鳴った竿を持ち、糸ふけを取り、大きくアワセを入れる! 魚の手ごたえはあるのだが引きが弱い・・・。 上がってきたのは、30㎝強のキビレであった。クラブ例会は1匹長寸のため、このキビレで一躍優勝候補となった。協会提出には異種が必要のため、何とかもう1匹と気合いが入れるが、相変わらず餌はそのまま戻って来る・・・。
完全に夜が明け、辺り がハッキリと見える午前7時頃、赤灯では玉網で魚を掬っているのが見えた。その後、直ぐに西橋氏がキビレを釣っている写メが届いた。寸法を聞くと35cm程とのこと。土壇場での逆転! さすが赤灯の主と言われる西橋氏である。しかし、後が続かず、例会のみ優勝という結果に終わった。
目良港の山下氏は、チャリコ3匹のみで終了。宮内氏はカサゴのみで出だしは良かったが、小さいカサゴを追加したのみで終了。
1級ポイントの赤灯に入ったもう一人の畑中氏は、多彩な餌や釣法
審査会場で聞いたのだが、当日は海水温度が急激に下がり、低い所では約7℃まで下がっている所もあったらしい。我々が行った田辺港も相当の水温低下となり、魚も口を使わなかったようである。初釣り大会参加者約180名のうち、異種2匹を確保して審査カードを提出したのは僅か19名で、皆さん2匹揃えるのに相当苦労したようである。
昨年は同じ場所で、黒鯛や真鯛の大物が釣れ、団体優勝までしたのだが、2年連続の好結果は得られなかった。また、昨年は、腰痛のため2投で終わり、今年は多彩な餌と必殺釣法を駆使するも、キタマクラ1匹に終わった畑中氏が、「この屈辱は必ず春季大会で晴らす」と誓い、例会を終了した。
◎ なにわキャスターズ 例会成績( 全日本対象魚の1匹長寸 基準寸法以上)
優勝 西橋氏 キチヌ 36.0cm 田辺港 赤灯
2位 坂本氏 キチヌ 34.0cm 田辺港 中磯